この記事の要点
- メルセデスGLS(X167)の右ウィンカー不点灯を、LEDモジュール交換で修理しました。
- ヘッドライトユニット内のLEDモジュール不良が原因と特定し、新品に交換して点灯回復。
- バンパー完全脱着なしで施工し、警告表示も消え安全機能が回復しました。
この度、メルセデス・ベンツのGLS(X167型)にお乗りのオーナー様から、右フロントヘッドライトのウィンカーが点灯しなくなったというご相談をいただきました。ご入庫いただいた車両は精悍なブラックのボディカラーが印象的な一台で、フロントグリルも迫力があります。点灯確認を行うと、確かに右側のウィンカーが機能していません。
メルセデスGLS(X167) 右フロントウィンカー不点灯でご入庫
ご入庫いただいたメルセデスGLS(X167型)は、オーナー様からのご依頼で右フロントヘッドライトのウィンカー不点灯に関する修理を行うことになりました。車両を拝見すると、堂々としたブラックのボディに特徴的なグリルが目を引きます(写真1)。しかし、その右フロントヘッドライトのウィンカー部分が点灯しておらず、その影響は車両内部にも及んでいました。
車内のメーターパネルには「右フロント ウィンカー」の警告表示が出ており、ドライバーに異常を知らせています(写真4)。車両の外観を確認しても、右側のウィンカーが明確に点灯していないことが分かります(写真2)。ウィンカーは周囲に自車の動きを知らせる重要な保安部品であり、不点灯の状態は安全運転に支障をきたすだけでなく、車検にも影響するため、早急な修理が求められます。
ヘッドライトユニット取り外しと周辺の養生
GLSのヘッドライトウィンカーを修理するためには、ヘッドライトユニット本体を車両から取り外す必要があります。通常、この作業にはフロントバンパー全体の脱着が伴うことが多いのですが、今回のケースでは、バンパーを完全に下ろさずに作業を進めることができました。これにより、作業時間の短縮とお客様の負担軽減に繋がると考えます。
作業に入る前に、ボディへの傷つきを防ぐための対策は欠かせません。バンパー周辺やフェンダーなど、ヘッドライトユニットを取り外す際に接触する可能性のある箇所に、広範囲にわたって保護テープで丁寧に養生しました(写真5)。これは大切な車両をお預かりする上での基本的な工程です。必要なボルトやクリップを慎重に外し、配線にも注意しながらヘッドライトユニットを車両から分離しました。車両から取り外され、内部構造が露出したヘッドライトユニットの様子が確認できます(写真6)。
不点灯の原因特定とLEDモジュールの交換作業
車両から取り外したヘッドライトユニットは、作業台に移動させて詳しく点検しました。メルセデスGLSのヘッドライトは、近年主流となっているLEDを多用した複雑な構造が特徴です。ウィンカー機能もLEDモジュールによって制御されています。
詳細な診断の結果、右ヘッドライトのウィンカーが点灯しない原因は、内部のLEDモジュールそのものの不良にあることを特定しました。このタイプのLEDモジュールは、部分的な修理が難しいことが多く、ユニット単位での交換が最も確実な修理方法となります。安易な分解や無理な修復を試みると、他の正常なLEDや内部の配線に影響を与え、さらなる故障に繋がるリスクも考えられます。
新しい正規のLEDモジュールを用意し、不良品と交換する作業に入ります。ヘッドライトユニットは精密な部品で構成されているため、分解や組み付けには細心の注意が必要です。特に、一度開けたユニットの防水性や防塵性を損なわないよう、適切なシーリング処理を行うことが非常に重要です。交換作業では、不良モジュールを丁寧に外し、新しいモジュールを正確な位置に組み込みました。また、内部の配線接続部に緩みや損傷がないかを確認し、仮点灯によってウィンカーが正常に機能することを確認した上で、ユニットを元に戻す準備を進めました。
ユニット再装着から動作確認、そして機能回復
LEDモジュールの交換作業が完了した後、ヘッドライトユニットを再び車両に取り付けます。取り外しとは逆の工程ですが、ここでもいくつかの注意点があります。まず、各コネクタが確実に接続されているか、緩みがないかを確認します。これにより、通電不良や誤作動を防ぎます。
次に、ヘッドライトユニットが本来の位置に正確に固定されているかを慎重に調整します。バンパーやフェンダーとの隙間、いわゆる「チリ合わせ」がずれると、見た目の美しさを損ねるだけでなく、走行中の異音や水の侵入など、後々のトラブルの原因にもなりかねません。入念な調整を行い、外観上の違和感がないことを確認しました。
すべての取り付けが終わった後、イグニッションをオンにし、ウィンカーの動作を再度確認しました。右ヘッドライトのウィンカーが鮮やかなオレンジ色で正常に点滅する様子が確認できました(写真3)。点滅周期や光量に異常がないか、左右のウィンカーとのバランスも目視で確認し、問題がないことを確認しています。同時に、メーターパネルに表示されていた「右フロント ウィンカー」の警告表示が消えていることも確認しました。施工前の不点灯状態(写真2)と比較して、施工後(写真7)はウィンカーが正常に点灯しており、機能が完全に回復した状態です。
メルセデスGLS(X167) ウィンカー機能回復と車両のお引き渡し
全ての確認作業が完了し、右ヘッドライトのウィンカーが正常に機能することを確認いたしました。お客様にご連絡し、車両をお引き渡しした際には、不点灯のトラブルが解消され、GLS本来の安全機能が回復した状態にご安心いただけたことと思います。
この施工に関するよくある質問
Q. メルセデスGLS(X167)ウィンカー不点灯の原因は何でしたか?
A. 当店で診断した結果、右ヘッドライト内部のLEDモジュール不良が原因でした。このモジュールを交換することで修理しました。
Q. メルセデスGLSのヘッドライト修理はバンパーを外しますか?
A. 今回のGLS(X167)の修理では、バンパーを完全に下ろさずにヘッドライトユニットを取り外し、作業を進めることができました。
Q. ヘッドライト修理後の防水・防塵性は大丈夫ですか?
A. 当店では、交換作業時に分解したユニットの防水性や防塵性を損なわないよう、適切なシーリング処理を施し組み付けています。
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- メーカー
- Mercedes
- 車種名
- GLS
- 目安工賃
- ¥100000


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